伊藤かずえさんが30年以上も愛用している愛車「シーマ」。その理由には、車そのものの魅力だけでなく、家族の影響や彼女自身の価値観が大きく関わっています。また、父親が日産自動車との深い関わりがありそうです。
伊藤かずえさんの愛車がシーマな訳と、父親は日産自動車の重役だったという謎に迫ってみましょう。
伊藤かずえの愛車がシーマなわけ
女優の伊藤かずえさんが30年以上も愛用している「シーマ」。
初めての愛車はサニーやスタンザ、次にエクサやローレルといった日産の名車たち。そしてローレルの次に購入したのが現在も愛用する「シーマ」でした。
初代シーマは、1988年に発売された3ナンバーの高級セダンで、旗艦セドリック/グロリアの上級モデルとして企画されました。伊藤かずえさんのシーマは、当時の日産モーター店で購入したもので、FPY31型です
現在の貨幣価値で換算すると、約700万円〜900万円相当に匹敵します。
「シーマ タイプ2 リミテッド」
— COBBY(コビー)🔰 (@cobby_jp) October 10, 2024
バブル期の好景気が影響して1980年代後半に、高級車でありながらも異例の大ヒットを記録した「シーマ(FPY31型)」は、上級モデルにあたるタイプ2リミテッドでは、3.0LV6型4バルブDOHCターボエンジンを搭載。COBBY pic.twitter.com/2ICeaYDk2C
伊藤かずえの父親は日産自動車の重役だった?
巷では「伊藤かずえさんの父親が日産自動車の重役だった」という噂が流れています。
真相を探ると、彼女の父親は日産ディーラー(正規販売店)で店長を務めていたそうです。
店長として中古車販売にも関わり、日産車への愛着が深かったことから、シーマ選びにも影響を与えた可能性が考えられます。
💡 豆知識 「日産ディーラー」とは、日産車の新車や中古車を販売する正規販売店のことです。父親が日産の中古車販売店で働いていたことから「日産社員」として語られることも多いですが、厳密には日産本社の社員ではなく、正規販売店の従業員です。
シーマを選んだ理由
シーマを選んだ理由は伊藤かずえさんが大事にする両親との関係があったようです。
ディーラーに行ったら『シーマ』と『スカイラインGT-R』が並んでいたそうです。GT-Rは伊藤かずえさんにとって憧れの車でしたが、伊藤かずえさんの母親が「マニュアル車はやめて…私が乗れなくなるから。」と発言し『シーマ』にしたそうです。
また、伊藤かずえさんがシーマを購入したのは1990年代。
当時のシーマは、デザイン性、快適性、高級感を兼ね備えた車として、バブル時代の象徴とも言える存在でした。
その豪華さと安定した走行性能、また父親の影響もあり「日産車」への信頼感が購入の後押しとなったと考えられます。
手作りのメンテナンスエピソード
長く乗り続けるためには、こまめなメンテナンスが欠かせません。
伊藤かずえさんは、お父さんと一緒にシーマの塗装を自家製で行ったり、へたったシートに古いジーンズを再利用してカバーを手作りしたりと、DIYでの手入れを楽しんでいたそうです。
車への愛情と家族の絆が伝わってきます。
リストアで蘇ったシーマ
#シーマ ドライブ 娘が助手席から撮ってくれました。 pic.twitter.com/UbxmCAysPP
— 伊藤かずえ (@SaryYuu) January 27, 2022
2020年には、日産が公式に伊藤かずえさんのシーマをリストアするプロジェクトを実施しました。
エンジンや内装、外装のすべてを新車同様に復元する作業が行われ、シーマは見事に蘇りました。
このプロジェクトは、多くの人々に「車を長く大切に使うこと」の価値を再認識させました。
シーマの燃費がリッター4キロと聞くとエコとは言い難いですが、新車製造時の環境負荷を考えると、30年以上同じ車を大切に使うことも立派なエコロジーです。
まとめ
伊藤かずえさんの愛車がシーマな訳と、父親は日産自動車の重役だったという謎に迫ってみました。
伊藤かずえさんがシーマを愛し続ける理由は、車そのものの魅力だけでなく、家族との思い出やDIYの楽しさが深く関わっているようです。また、彼女のシーマ愛は、多くの人々に「物を大切にすること」の大切さを教えてくれます。