林真理子が日本大学理事長になった経緯とは?山積みの問題と沢田康広副学長との関係まとめ

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「日大アメフト部危険タックル問題」や「元理事長による脱税事件」など、数々の不祥事で揺れた日本大学。その立て直しを任されたのが、作家の林真理子氏です。


林真理子氏が理事長になった後「アメフト部における薬物問題」が起こりました。
そして沢田康広副学長が林真理子理事長を提訴というニュース。

林真理子さんが日本大学理事長になった経緯、そして山積みの問題と沢田康広副学長との関係をまとめてみました。

林真理子理事長は日大のOBであり、大学改革への強い意欲を持っています。
しかし、日大には依然として多くの問題が山積しており、林真理子理事長の改革は簡単ではないようです。

目次

林真理子の日本大学理事長就任まで

日本大学芸術学部出身の林真理子さんは、文学界での成功を収め、人々の心を動かし、社会問題に光を当てる作品で知られています。

母校を変革したいという情熱

この経歴が、彼女を日大の理事長として新しい視野で教育と管理に取り組むことへになったのかもしれません。
大竹まことさんの「ゴールデンラジオ」ではその経緯についてお話ししています。

(理事長打診は)多分、何人かに断られたのでは?
私はすぐにOKしました。
ためらう必要もなく、面白そうだなと思って。
面白そうと引き受けられたらたまらないと思われるかもしれないけれど、世の中の大抵のことは面白そうか、そうじゃないかで決めること。

でも、お仕事はとても大変そうです。

「学生との触れ合いはない。思っていたのとは違う。
びっくりするぐらい大きなプロジェクトをしなくちゃいけないので、金額も大きく、苦手なことも多い。
でも、周りの方々が対応してくれている、わからないものは説明してくれる。サポートをたくさんされている。」
と、おっしゃっている林真理子さん。

母校を変革していきたいという情熱があるんですね。

日本大学の理事長メッセージ

日本大学のホームページには林真理子理事長の「理事長メッセージ」が記載されています。
日本大学の現在の問題に対して取り組む信頼の回復がしたいという言葉がありました。

・・・私自身がこれまでに培ってきた人脈や人間力を最大限活用しながら、学生・生徒や教職員と力を合わせて、新しい日本大学をつくってまいります。
理事長 林真理子
引用:日本大学ホームページ

林真理子理事長と沢田康広副学長の複雑な関係

沢田康広副学長は日本大学のアメリカンフットボール部における薬物問題の対応に関わっていました。
この問題では、沢田康広副学長のマスコミへの態度に対する不満、問題を内部で解決しようとする姿勢が見え、一方で、林真理子理事長は、この問題に対してより公開的かつ透明性を重視するアプローチをとったようです。

薬物が見つかるまでに、タイムラグがあり、警察との兼ね合いもあり報道されるまでに時間がかかったことで「隠蔽している」と思われていたのもあるようです。
各担当によって段階を踏んだ調査があるからこと仕方ないような気もしますが、、、

2人の意識の違いから対立を生み出すことになったのかもしれません。
そして公に議論されるようになったようです。

日大アメフト部の薬物問題とは

  • 2023年8月、日大アメフト部の部員が乾燥大麻を所持していたとして逮捕
  • 関東学生アメリカンフットボール連盟が、日大アメフト部を今季の出場資格停止、並びに1部TOP8から来季1部BIG8への降格処分
  • 10月16日、別の部員が密売人から大麻を購入し、罰金30万円の略式命令
  • 日大が第三者委員会を設置し、調査
  • 第三者委員会が、日大の対応を厳しく批判
  • 日大が、酒井学長と沢田副学長の辞任を発表
  • 日大アメフト部の薬物問題は、日本の大学スポーツ界に大きな衝撃を与えた
  • 大学側の対応の不備も批判され、大学のガバナンス(統治)の在り方が問われている

2018年、日大アメフト部の選手が関学大の選手を背後からタックルしてけがをさせたこともあります。
タックルはルール違反で、日大は1年間の試合出場停止処分。
この問題で、日大の体質や指導者の問題が問われました。

沢田康広副学長が林真理子理事長を提訴

沢田康広副学長が林真理子理事長に「辞任を強要された」ということで、1000万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こしました。

薬物事件の対応をめぐって林真理子理事長に辞任を強要されたり、合理的な理由がないまま、ほぼ全ての会議への出席を禁止していたそうです。

混乱を避けるための対応だったのかもしれませんが、沢田康広副学長にとっては不本意だったのかもしれません。

本来問題とされていることが後回しになりそうな予感。
日大の問題の闇は深いような気がしますね。

林真理子:プロフィール

  • 1954年4月1日、山梨県生まれ
  • 日本大学藝術学部文芸学科卒業
  • 1982年、エッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』でデビュー
  • 1986年、『最終便に間に合えば』『京都まで』で直木賞受賞
  • 2018年、紫綬褒章受章
  • 2020年、日本文藝家協会理事長就任
  • 2022年、日本大学理事長就任

コピーライターとして活動した後、作家に転身しました。
エッセイで人気を博し、小説家としても活躍!
直木賞をはじめ、数々の文学賞を受賞されています。

まとめ

林真理子さんが日本大学理事長になった経緯、そして山積みの問題と沢田康広副学長との関係をまとめてみました。
たくさんの方の応援の中「学生ファースト」の実現に向けて力を尽くしてきた林真理子理事長。

日本大学の体質、また風土を改善するには時間がかかりそうです。
関わる「大人たち」が揉めてしまうと改善が後回しになるのでは、、、と心配になるのですが、新しい日本大学となることを期待したいです。

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