木村昴さんといえば、その明るい人柄や圧倒的な表現力で多くのファンを魅了している声優さん。
そんな彼がどんな家族の中で育ってきたのか、気になったことはありませんか?
この記事では、木村昴さんの家族構成についてまとめ、両親、妹、祖父母との関係と感動的なストーリーをピックアップしてみました。
木村昴さんの家族構成は?
幼少期は父・母・妹と共に4人家族で暮らしだった
木村昴さんは、1990年にドイツで生まれました。
家族構成は、ドイツ人の父・ヨズアさん、日本人の母・克美さん、そして6歳下の妹・飛鳥さん。昴さんを含めた4人家族として、音楽にあふれた家庭で幼少期を過ごしていたそうです。
両親ともに音楽のプロフェッショナルだったこともあり、日常の中に表現や芸術が自然と存在していたのかもしれませんね。
7歳で日本に移住し母子家庭で育つ
木村昴さんが7歳のとき、母と妹と共に日本に移住。
ここからは母子家庭としての生活が始まります。

このエピソードは、2020年に出演した『徹子の部屋』でも語られており、「母子家庭で育った」とご本人が明かしています。



木村昴さんといえば「ジャイアン」の声優さんとして有名です!!
『徹子の部屋』では、ジャイアンの声で自己紹介!!
ドイツから日本へ移るという大きな環境の変化のなかで、祖父母の支援も受けながら、3人で力を合わせて生活していたとのこと。多くの困難を経験しながらも、家族の絆を大切にしてきた様子が伝わってきます。
木村昴の父:ヨズア・バルチュについて
木村昴さんの父・ヨズア・バルチュさんは、ドイツ出身の元オペラ歌手。
クラシック音楽の世界で活躍した後、現在は日本の大学で教鞭をとる教育者でもあります。
さらに、バイクやロックが好きというギャップのある一面も魅力的です。
音楽大学を卒業後に歌劇場で活動!
ヨズア・バルチュさんは、1980年代からドイツ国内で歌手・司会・ダンサーとして舞台に立ち、やがて声楽の本格的な学びを深める道へ進みます。
1987年から1991年には、名門ライプツィヒ・フェリックス・メンデルスゾーン=バルトルディ音楽大学で声楽や音楽史を学び、国家試験に合格。
その後はライプツィヒ歌劇場などで、オペラ歌手として活動を広げていきました。
現在は日本の大学でドイツ語講師として活躍!
現在は拠点を日本に移し、武蔵野音楽大学の准教授としてドイツ語や音楽に関する講義を行っています。
さらに、中央大学や早稲田大学などでも非常勤講師を務めるなど、教育の分野でも精力的に活動中です。
その豊かな表現力と語学力を生かし、学生たちの指導にあたっているとのこと。昴さんの表現力のルーツは、まさにお父さまのこのキャリアにあるのかもしれません。
この春からの新しいドイツ語講座でナレーションを担当させて頂いております!そしてなんと、スタジオの講師には父親のヨズアも出演をしています(笑) まさかの親子共演。良ければ是非見てください! pic.twitter.com/wLpC8UpCTu
— 木村昴 (@GiantSUBAru) April 8, 2013



ドイツ語でジャイアンの名台詞をいう木村昴さん!
何度見ても面白いし、ドイツ語を話す木村さんがかっこいい!笑
バイク好きでロックな一面も?
クラシックの世界で活躍する一方で、プライベートではかなり“熱い”一面も。
木村昴さんいわく「父はロックンローラー」だそうで、車やバイクが大好きなんだとか。特にポルシェやハーレーなど、こだわりの強さも感じさせる趣味をお持ちのようです。
芸術家でありながら豪快さも持ち合わせたその姿に、木村昴さんも影響を受けてきたのかもしれませんね。


木村昴の母:木村克美について
木村昴さんの母・木村克美さんは、実力派の声楽家として活躍された方。
バロック音楽の世界で高く評価される一方、子育てではとても豪快で愛情深く、時にはユニークなエピソードも。



木村昴さんの芯の強さやユーモアのある人柄には、お母さんの影響が大きいかもしれません!
ホセ・カレーラスも認めたバロックソリスト!
木村昴さんの母親、克美さんは、ドイツ・ライプツィヒの聖トーマス教会などで活動していた声楽家。
バロック音楽のソリストとして、豊かな表現力と確かな技術を持ち、第一線で活躍されていました。



その実力は世界的にも評価されていて、あの三大テノールの一人・ホセ・カレーラス氏に声をかけられたこともあるという逸話が残っています。まさに本物のアーティストだったことが伝わってきますね。



ホセ・カレーラスさんは世界三大テノールの一人として知られ、パヴァロッティやドミンゴと並ぶ存在。
世界中のオペラファンを魅了してきた伝説的な歌手です。
教育スタイルが個性的&母性の強さも印象的
昴さんが小学生の頃、教科書に落書きをして学校に呼び出されたとき、克美さんは「大したもんじゃないの、上手に描けるのね〜」と先生に返したそうです。
また、小学6年生の時には、3万円を手渡して「使い切るまで帰ってこなくていいよ」と送り出したという、スケールの大きな教育方針も話題に。
◡̈ HAPPY MOTHER'S DAY ◡̈
— 木村昴 (@GiantSUBAru) May 10, 2015
母の最強さを再確認する大切な日 pic.twitter.com/sc0xj44vvw



電車で昴さんたちが差別的な発言を受けた際には、相手の胸ぐらをつかみ、謝罪を求めたというエピソードも。愛情と芯の強さを感じさせる、印象的な母親像です。
彼女が帰った後に塩をまいたエピソードも話題に
昴さんが連れてきた彼女に対して、克美さんが玄関先で塩をまいたというエピソードも、少し強烈だけれど母親らしい一面として話題になりました。



『あの子が来たら家の中がすごい暗くなった』それ以来彼女ができたらこの子は母さんに塩まかれないかな?って不安」だといい「息子愛が爆発した母ちゃんです」と笑いながら語る木村昴さん。厳しすぎるけれどもそれも愛情なんですね!


木村昴の妹:木村飛鳥について
木村昴さんの妹・飛鳥(あすか)さんは、6歳年下の、1996年9月5日生まれ。わずか2歳で子役劇団に入り、幼い頃から表現の世界に親しんできました。
高校卒業後、大きな事故に遭い骨盤を骨折。半年間の入院と車椅子生活を経験されましたが、そんなとき、兄・昴さんが「じゃあ車椅子の役を作るよ」と声をかけてくれたことが、飛鳥さんにとっての大きな転機となったそうです。



木村昴さんと妹の飛鳥さんは、兄妹としてとても仲が良く、普段からお互いのSNSにもツーショットがたびたび登場しています。



現在はニューヨークを拠点に、ミュージカル俳優やシンガーソングライターとして活躍されており、2021年には自身で作詞作曲した楽曲「PUZZLE」もリリースしています。



昴さんはニューヨークに住む飛鳥さんを訪ねて足を運ぶこともあり、2022年の年末年始には一緒にニューヨークで過ごしたこともあるそうです。
離れていても変わらない、温かい兄妹関係が伝わってきますね。
木村昴の祖父母について
木村昴さんにとって、祖父母の存在もとても大きかったようです。
祖父は言語学者で、日本に来たばかりで日本語がうまく話せなかった昴さんに、言葉を一つひとつ丁寧に教えてくれたそうです。



浅草の演芸ホールにも連れて行ってくれて、ことばだけでなく“日本らしさ”も自然と伝えてくれていたのかもしれませんね。
そして、祖母は書家で、昴さんの名前は谷村新司さんの名曲『昴-すばる-』から名付けられたのだそうです。名前にも想いが込められていて、とても素敵ですね。


まとめ
木村昴さんの家族構成についてまとめ、両親、妹、祖父母との関係と感動的なストーリーをピックアップしてみました。
木村昴さんの家族構成を振り返ってみると、ご両親や妹、そして祖父母との関係には、たくさんの絆やエピソードが詰まっていました。
アーティストとしての才能や、人としての強さややさしさは、こうしたご家族との関わりの中で育まれてきたのだと感じます。
これからもご家族との絆を大切にしながら、ますます活躍されていく姿が楽しみですね。